Ali Expressで入手可能なLEDバーをTouchDesignerから光らせる.LEDバーへの電気信号のやり取りにはESP8266を使用し,データの転送にはWi-Fiを介してArtNetの通信を行った.
必要なもの
- LEDバー本体
- 直流電源,±15 V
- ESP8266
- 抵抗 330Ω
LEDバー・電源・ESP8266の配線
LEDバーの配線を剥くと+15 V(赤),-15 V(白)と指令値(黄色)の配線にたどり着く. まず,+15 Vと-15 Vを直流電源の出力に接続すると緑色のライトがつく. ここから光を制御するために,指令値にESP8266デジタル出力を抵抗を挟んで繋げる. ESP8266には上記の指令値以外に,直流電源とアースをつなげておく必要がある.
ESP8266の設定
Arduino IDEにArtNetなどのライブラリをインストールする. サンプルファイルのArtNetWiFiFastLEDをESP8266に書き込む. 今回使用するLEDバーは5個のLEDで1ピクセルの情報で稼働し,一本当たり8ピクセル分のRGBの情報が必要となる. NUM_PIXELは合計のピクセル数であるから,使用したいLEDバーの本数*8に変更しておく. PIN_OUTPUTに出力するデジタルピンの番号を指定する.
TouchDesignerでの設定
ESP8266に書き込んだNUM_PIXELの分のRGB情報をTOPとして準備し,TOP to CHOPを用いて変換する. 作成したCHOPをDMX out CHOPに接続し,パラメータをArtNet,サブネットマスクを255.255.255.255と設定する. ここまでの設定がうまく行っていると,TouchDesigner上のTOPの色に合わせてLEDバーがリアルタイムで変化するようになる.